制作会社が外注を使うときに、先に決めておきたい取り決め
繁忙期や短納期で制作を外注するとき、後から揉めやすいのは「誰が窓口か」「名前を出すか」。契約の前に確認したい項目を整理しました。
- 1. 窓口を誰にするか
- 2. 外注先の名前を出すか(ホワイトラベル)
- 3. 秘密保持(NDA)
- 4. 再委託・権利・納品物
- 5. 公開日と、前提条件
案件が重なったときや、短納期の案件が入ったとき、制作の一部を外注する制作会社・広告代理店は少なくありません。外注はうまく使えば強い手段ですが、取り決めが曖昧なまま始めると、あとで負担が大きくなります。契約の前に確認したい項目をまとめます。
011. 窓口を誰にするか
最終のお客様とのやり取りを、貴社が窓口になって行うのか、外注先と直接行うのかを決めます。窓口を一本化すると、修正の指示が整理されやすくなります。あわせて、外注先が最終のお客様へ直接連絡しないことも、取り決めに入れておくと安心です。
022. 外注先の名前を出すか(ホワイトラベル)
納品物を貴社名で出すのか、外注先の名前を出してよいのかを決めます。あわせて、制作物を外注先の実績として公開してよいかも、先に確認しておきます。
033. 秘密保持(NDA)
お客様の情報や案件の内容を扱う場合は、秘密保持の取り決めが必要かを確認します。必要であれば、案件を始める前に締結します。
044. 再委託・権利・納品物
- 外注先が、さらに別の会社へ再委託してよいか
- 制作物の著作権や利用の範囲
- 納品の形式(データ納品か、サーバーへの設置までか。公開までの作業を誰が行うか)
055. 公開日と、前提条件
短納期の案件では、決めた公開日に公開できるかが最も重要です。素材の提出日、確認の返答の早さ、修正の範囲といった前提条件を、先にすり合わせておきます。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 窓口 | 貴社経由か、直接か |
| 名前の扱い | 貴社名での納品か、実績の公開可否 |
| 秘密保持 | NDAの要否と締結時期 |
| 再委託・権利 | 再委託の可否、著作権・利用範囲 |
| 納品物 | 形式と、公開作業の担当 |
| 公開日 | 素材・確認・修正の前提 |
06取り決め漏れが起きやすい場面
実際に困りやすいのは、契約書の条文そのものより、運用の途中で出てくる小さな判断です。
- 最終のお客様から、外注先へ直接の質問が来たとき、誰が答えるのか
- 公開後に表示の不具合が見つかったとき、誰がいつまでに直すのか
- 修正の依頼が、当初の範囲を超えたとき、どこで線を引くのか
こうした場面は、案件が始まってから決めようとすると、公開日の直前に判断を迫られがちです。起こりそうな場面を3つほど想定し、先に答えを決めておくだけでも、進行はかなり安定します。
07まとめ
外注の取り決めは、窓口・名前・秘密・権利・公開日の5つに分けて書面で確認します。案件に合わせた条件は、制作会社・代理店の方へのご案内もご覧ください。
公開したい日だけのご連絡でも構いません。
代理店価格表を受け取る